採用サイトで大切なポイント

最終更新日:2024年11月13日

分かりやすく解説!採用サイトで大切なポイント

働き手の減少する昨今、採用サイトの重要性は現代のビジネス環境においてますます高まっています。
厚生労働省によると2030年には644万人もの人手不足が予想されており、今後の人材難はより深刻化していく一方です。
優れた人材を獲得し、組織の成長を促進するためには、魅力的で効果的な採用サイトが不可欠です。
この記事では、採用サイト制作における大切なポイントについて解説していきます。

採用サイトとは

採用サイトは求職者を募るため企業の採用に特化したコンテンツを掲載したサイトです。
「コーポレートサイトがあるので採用サイトは不要」と思われる方もおられるかもしれませんが、それは間違いです。
なぜなら、コーポレートサイトは主に取引先などが閲覧者となりますが、
採用サイトは求職者が閲覧者となるため、そもそものターゲットが異なるからです。
掲載する情報や動線・デザインなどのコンセプトも異なります。
採用サイトがあることで、より求職者に響くコンテンツやデザインとなり、応募意欲の向上につながります。

ターゲットを明確にすること

サイト制作時にはある程度のターゲットの絞り込みが必要です。
企業が求めている人材に好印象を持ってもらい、応募・入社してもらう。
ということが採用サイトの目的となるため、ターゲットに合わせたコンテンツ・デザインで制作することが重要です。

例えば社員紹介ページで下記のようなターゲットに合っていない例も見受けられます。
・20代の男性をターゲットにしているにもかかわらず、社員紹介のページがベテラン社員のコンテンツが多くなっている。
・病院などの場合、若手女性看護師をターゲットにしているのに社員紹介ページがベテラン職員や別職種のコンテンツが多くなっている。
など。

特に社員紹介のページは、閲覧数が多くなる傾向にあり求職者も気になるコンテンツです。
求職者からすると、掲載されている人が自分と異なるタイプの人が多いとマイナスに働いてしまうため、
ターゲットに合わせた人選が必要です。
制作開始前段階でターゲットをある程度絞り、そのターゲットに響くコンテンツ・デザインとなるよう心がけましょう。

求職者にしっかりと情報を提供すること

コンテンツはできる限り多めに載せた方が良いです。
ヒットするコンテンツは求職者ごとに異なるためです。
例えば、バリバリ仕事をしてどんどん稼ぎたい・スキルアップしたい。
という人もいれば、休日をしっかり取れる等ワークライフバランスの充実に重きを置く人もいます。

企業側では当たり前と思っていることが求職者に響く可能性もあります。
自社の強みや求職者にとってメリットとなる情報を整理し、求職者に情報を提供することを心がけましょう。
コンテンツに関しては採用担当者や経営陣だけで決定せず、
求職者の目線に近い
若手社員や内定者へ、就活中に欲しかった情報などのヒアリングやアンケートを取り入れるようにしましょう。

また、厚生労働省において求職者等が求める情報を例示しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000073981_00013.html
このような情報を参考にコンテンツを作成するのも良いでしょう。

動画などを用いて視覚的にわかりやすくすること

コンテンツとして、テキストだけでなく動画などを組み込むことをお勧めします。
動画は文字の約5000倍の情報量を伝えられるとも言われています。
動画を用いることで実際の社員や仕事風景を映像で伝えることができるため、
求職者もよりリアルな働くイメージが湧きやすくなります。
また、トップページのメインビジュアル用の動画を作成し組み込むことで、
サイト訪問時に惹きつけることができ、求職者の印象に残るサイトとなります。

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過度なアニメーションなどは避けること

求職者は情報を収集することを目的に採用サイトを訪れています。
独自性を出すために複雑なアニメーションを実装しすぎると、
サイト全体が見づらくなり情報の取得を阻害してしまい、サイトからの離脱を招いてしまう危険性があります。
適度なアニメーションはデザイン・ブランディングに好影響ですが、
過度になりすぎて採用サイトの目的を阻害していないか注意しましょう。

プロカメラマン撮影を実施すること

採用サイトは人がメインとなるため、特に写真の良し悪しが非常に重要です。
写真ひとつで企業への印象が変わる可能性もあります。

例えば、
表情が強張っていたり、正面を向かずほぼ顔が見えない写真が使用されていた場合、
実際にはそうで無かったとしてもぱっと見で、
「怖そうな人がいるな」「なんだか暗そうな人が多いな」というマイナスな印象を持たれてしまいます。
表情や身だしなみ、背景(机が散らかっているなど)などはサイトの印象に大きく影響しますので注意が必要です。

一般の方とプロカメラマンが撮影した写真では、
撮影場所や表情の引き出し、角度の調整などによって大きな差が生まれます。
写真はサイトの印象を大きく左右するため、
プロカメラマンへ依頼して高品質な写真を使用することをお勧めします。

トレンドに遅れないこと

Web業界はトレンドの動きが早い業界です。
コンテンツの充実はもちろん重要ですが、デザインなどを最新のトレンドに合わせていることも
求職者に好印象を持ってもらうために重要です。
特に学生などの若い世代はトレンドの動きには敏感です。
サイト全体がトレンドに沿っておらず古くなっている場合はマイナスイメージに繋がります。
目安としては5年に一度はサイト全体のデザインなどの見直しを行うことをお勧めします。

まとめ

採用サイトで大切なポイントを解説しました。
採用活動において採用サイトは非常に重要な役割を担っています。
しっかりと作り込むことで成果の出るツールとなるでしょう。
この記事を参考の一つとしてより魅力的な採用サイト制作に繋がりますと幸いです。

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この記事を書いた人

山本祐輔

山本 祐輔(株式会社CODE54)ディレクター / システムエンジニア

ハウスメーカーで約5年間にわたり、お客様・関係部署との調整をしてきた経験をもとに、ウェブ制作に応用したディレクションを行う。 日々のサイト制作、公開後の運用の経験から得られたアクセス解析による改善策の考案、サイト構成の設計などが得意分野。

この記事の監修者

後藤 誠

後藤 誠(株式会社CODE54)代表取締役/ディレクター

株式会社CODE54代表取締役。ディレクターとして500社以上のホームページ制作に従事。2004年に「CODE54」として起業し、2005年に法人化。2010年より、岡山WEBクリエイターズ、CSS Nite in Okayamaの代表としてセミナーイベントの運営にも携わる。2016年には複合ビル「ファイブ・ジャンクション」を建設。異業種交流会の企画・運営も行っており、幅広い経営視点からのWebプロデュースを得意としている。