要注意! ネットで拾った画像の著作権
最終更新日:2024年12月19日
ネットで見つけた画像を安易に利用すると、思わぬ著作権問題に巻き込まれることがあります。
多くの画像には創作者の著作権が存在し、無断で使用すると法律違反となる可能性があります。
このようなトラブルを避けるためには、著作権についての知識を深め、適切な利用方法を身につけることが重要です。
1.インターネット上の画像について
1-1.インターネット上の画像の著作権の基本
インターネット上にある画像だからといって、自由に使えるわけではありません。
ほとんどの画像には著作権があり、その権利は創作者が持っています。
著作権は画像が誰によって撮影・作成されたのかに関係なく、作品が創作時点で自動的に発生します。
無断で使用すると法的な問題を引き起こす可能性があり、画像の挿入や加工、配布を行う際には使用許諾を得ることが必要です。
著作権の基本を理解し、法律を遵守する姿勢が大切です。
1-2.著作権侵害になる画像利用の具体例
著作権侵害は、例えばブログやSNSでの無断使用や、他人の画像を自分の作品として公開することにより発生します。
また、画像を改変して使うことも、場合によっては著作権侵害にあたります。たとえ個人の趣味で使う場合でも、インターネットに公開する際には注意が必要です。
知らなかったでは済まされない場合が多く、後から損害賠償を請求されることもあるため、画像の権利状況を必ず確認する習慣をつけましょう。
2.合法的な画像利用方法を身につけよう
適切な方法で画像を使用することは、クリエイターを尊重するだけでなく、自分を法的リスクから守る手段でもあります。
合法的な画像の取得や使用の方法を学ぶことで、安心してコンテンツ制作を進められます。さまざまな権利をクリアにした画像素材を利用することで、トラブルの予防に繋がります。
2-1.無料・有料画像サイトの活用ポイント
画像を合法的に使用するためには、無料または有料の画像配布サイトを利用することが有効です。
これらのサイトではライセンスが明確に示されており、安全に画像を使用できます。
しかし、サイトによってライセンスの内容が異なるため、商用利用の可否や改変の制限事項などをしっかり確認することが重要です。
有料サイトでは高品質な画像が提供され、用途に応じたライセンスが選べる場合も多いです。
以下、無料・有料の画像配布サイトの例です。
無料サイト(無料版はダウンロード数などに制限有)
写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK
https://www.photo-ac.com/
有料サイト
PIXTA: 写真素材・ストックフォト | 日本最大級の画像素材サイト
https://pixta.jp/
2-2.著作権フリー素材の見分け方と確認方法
著作権フリー素材は、再利用の制限が少ないため利便性が高いですが、それでも一定のルールがあります。
まず、完全にフリーであることを確認するには、提供元が明示するライセンス情報をしっかり読む必要があります。
Creative Commonsライセンスなど、特定の条件下で利用可能な素材も多く存在します。
条件を満たすことで安心して使用できるため、使用前にライセンスの条件をしっかり把握しておくことが肝心です。
2-3.引用元を記載して使用する
画像を使用する際には、引用元を明記することが求められる場合があります。
引用は著作権法上許諾されている行為ですが、その条件として出典を明確に示すことが必要です。
具体的には画像の提供元やクリエイター名などを記載し、必要に応じて画像へのリンクを貼るとよいでしょう。
これにより、クリエイターへの敬意を示すとともに、利用者自身を法的リスクから守ることができます。
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3.無料画像サイトの利用規約を読むポイント
無料画像サイトを利用する際は、利用規約をよく確認することが不可欠です。
規約には商用利用の制限や、クレジット表記の必要性、画像加工の可否など、利用者が守るべき条件が明記されています。
これらを無視すると、著作権侵害にあたる場合があるため注意が必要です。
3-1.商用利用可否に注意
無料の画像サイトでは、画像の使用に関するライセンスが異なる場合が多く、特に商用利用が許可されているかどうかは重要なポイントです。
商用利用が禁止されている画像をビジネスに用いた場合、法的なトラブルに発展する可能性があります。
サイトごとにライセンスの条件が異なるため、商用利用を目的とする際は、必ず利用規約を確認し、必要に応じて問い合わせることが大切です。
商用利用が可能な画像を選ぶことで安心して利用できます。
3-2.画像のクレジット表記: 必要かどうか確認
画像を使用する際に、クレジットを表記する義務があるかどうかは、画像のライセンスによって異なります。
どのような場面でクレジット表記が必要なのかを理解し、適切に対応することが求められます。
クレジット表記が求められる場合には、画像提供者の名称やリンクを記載する必要があります。
表記が求められない場合でも、使用する際は倫理的な配慮としてクレジットを明記することが推奨されます。
これにより、引用元への感謝を示すことができます。
3-3.画像加工や再配布の制限
無料画像サイトの画像を加工したり再配布する際には、各サイトの利用規約に基づいた制限を確認することが重要です。
サイトによっては、画像の加工が一切禁止されている場合や、元の状態でのみ使用が許可される場合があります。
また、加工後の画像を第三者に再配布することが禁じられていることもあります。
これらの制限に従わない場合、法的に問題となる可能性があるため、必ず利用規約に従い正しく画像を使用するよう心掛けましょう。
4.ネットで拾った画像の著作権まとめ
ネットで拾った画像を利用する際には、必ず著作権に注意を払うことが重要です。
正しい知識を持ち、適切に利用方法を選ぶことで、クリエイターへの敬意を示しつつ、法的なトラブルを避けることができます。
ネット上の資源は便利ですが責任をもって利用し、自分自身と周囲の安全を確保しましょう。
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この記事を書いた人
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後藤 誠(株式会社CODE54)代表取締役/ディレクター
株式会社CODE54代表取締役。ディレクターとして500社以上のホームページ制作に従事。2004年に「CODE54」として起業し、2005年に法人化。2010年より、岡山WEBクリエイターズ、CSS Nite in Okayamaの代表としてセミナーイベントの運営にも携わる。2016年には複合ビル「ファイブ・ジャンクション」を建設。異業種交流会の企画・運営も行っており、幅広い経営視点からのWebプロデュースを得意としている。
この記事の監修者
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後藤 誠(株式会社CODE54)代表取締役/ディレクター
株式会社CODE54代表取締役。ディレクターとして500社以上のホームページ制作に従事。2004年に「CODE54」として起業し、2005年に法人化。2010年より、岡山WEBクリエイターズ、CSS Nite in Okayamaの代表としてセミナーイベントの運営にも携わる。2016年には複合ビル「ファイブ・ジャンクション」を建設。異業種交流会の企画・運営も行っており、幅広い経営視点からのWebプロデュースを得意としている。